涼しい庭の作り方🎐③
こんにちは!広報担当岩井です(^^)/
引き続き賢い家づくりの基礎知識
「涼しい庭」についてです。
◆庭が暑いと、家の中も暑くなる…?
実は庭が暑いと家の中も暑くなる・・・という状況は、
都市部で起きているヒートアイランド現象とよく似ています。
ヒートアイランド現象とは、郊外に比べて都市部の気温が高くなることを言い、
その原因のひとつに、自然の土や緑を人工物で覆ってしまっていることがあげられます。
自然の土や緑は、水蒸気の放出によって地面の表面温度を下げてくれます。
しかし人工物で覆われた地面は、水蒸気の放出が妨げられるので、地面の温度を下げることができません。
しかもその人工物は太陽光によって熱せられることで蓄熱し、
その熱が大気を再加熱し、更に気温を上昇させます。
草木の生えた地面は、強い日差しを受けても、水蒸気の蒸発で表面温度はそれほど上がらず、
その周辺では涼しい風が吹きます。
しかし人工物で覆われた地面は表面温度が上昇するので、周辺がとても暑くなり、
吹く風も涼しくないというわけです。
そして蓄熱した人工物が発する熱は
「輻射熱」もしくは「放射熱」と呼ばれ、
これは床暖房やパネルヒーターと同じ原理です。
いくらエアコンを付けて室温を下げようとしても、庭で巨大な床暖房があるような状態では、
家の中も涼しくならず、光熱費がかさんでしまう場合があります。
庭は風景というだけでなく、室内環境に大きな影響を与えていたのです。
では、どんな庭が家を涼しくするのか?
明日に続きます。