今月の住宅ローン情報
◆2022年6月の住宅ローン金利の動向
今月は、金融機関によって判断が分かれた月と言えます。
変動金利は、変わらず動きがなく 固定10年は、金利が上がっている傾向にあり、 短期・長期の固定は、判断が分かれました。
先月は、変動金利が優位でしたが、今月は今後、米国国債が大きく上昇する可能性がある為、変動金利は、リスクが大きい可能性があります。
再び、今月住宅ローンを検討する場合、変動金利と同じように固定金利のメリットを意識するようにしましょう。
現在は、日銀の量的緩和政策により、金利約1%程度に抑えられていますが、変更されれば、少なくとも1% 程度の上昇が予想されます。
そうなれば、変動金利や期間の短い固定金利は、すぐに長期金利を追い抜かしてしまうほど、金利差が小さいことは事実です。
現時点で、変動金利か短期の固定金利を選ぶかは、金利だけでなく、手数料や諸費用も視野に入れて住宅ローンを検討しましょう。
また、変動金利や短期固定金利を選ぶより、今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう。