無垢のフローリングとは?①
こんにちは!広報担当岩井です。
今回の賢い家づくりシリーズは
『無垢のフローリング』
についてです。
家づくり(新築・リフォーム)で 使用する床材のほとんどが、 木質系のフローリング材です。
基本的には、 床の工事は、内装仕上げ工事なので、 大工さんが行います。
いきなり、床材・フローリングを 大工さんが貼っていくのではなく、 最近では、上棟前に 捨て貼り合板を貼って、 下張りを行っていることが 増えております。
上棟前に施工しやすいことと 棟が上がると雨が入らなくなるので、 素の状態で床を貼っていく ということから、 上棟後の捨て貼りが 今の家づくりでは流行っております。
工事の安全と 雨の侵入の心配がない状況で、 仕上げ工事ができるので、 捨て貼りは、当然のように、 ほとんどの住宅会社で 行なっております。
では、捨て貼りの上に貼る、 木質系フローリングには、 無垢材(単層)と 複合(複層・集成材)があります。
一般的には、 複合のフローリング材が 多く採用されておりますが、 無垢材のフローリング材にも 最近は注目が集まっています。
◆無垢材とは?
無垢材は、 天然の木を切り出し、 一枚の板に加工したものです。
天然・自然の木ですので、 独特の風合いや肌触り、 木目の美しさや色味などが 魅力とされています。
特にフローリング材として 使用する場合は、 木のぬくもりを、 素足で感じられることが 人気です。
◆複合(複層・集成材)との違いは?
複合(複層・集成材)は、 薄い木の板を接着剤などで 貼り合わせた床材となり、 人工的な木材です。
この複合に対して、 天然・自然な木材(床材)が 無垢材となります。
◆無垢材のメリットとは?
無垢材は、自然の木材なので、 空気を多く含んでおります。
そのため、 断熱性や保湿性が高くなり 調湿性能にも優れております。
湿気の多い夏場などは、 余分な湿気を無垢材が吸収し、 素足でもベトベトしません。
冬などには、保温性が高いので 足元が温かく感じますし、 湿気が少なくても 床自体が保湿するので、 静電気を抑える効果があります。
また無垢材は、 弾力性も高いので、 足腰への負担も 少ないといわれております。
メリットというか魅力となりますが、 無垢材は、 時間が経てば経つほど、 艶や色味などが変化していきます。
1年・5年・10年と 艶や色味を楽しめますし、 家族とともに変化していくのです。
◆無垢材のデメリットとは?
無垢材の魅力は、 時間が経てば経つほど 味がでるとお伝えしましたが、 逆に、そこがデメリットになる場合が あります。
湿度の変化により、 膨らんだり縮んだりしますので、 時間が経つと 反ったり、割れることがあります。
新築の施工時に 無垢材の水分を限りなく抜いたり 特殊な加工をしたりと 対策を練ったものもありますが、 基本的には、反る、割れる という可能性は否めません。
また、無垢材は、 自然の木、そのものですので 傷もつきやすいですし、 水にも弱いです。
ですので、 お手入れやメンテナンスも 必要となります。
明日に続きます!